養成所は趣味で通う人もいる
養成所は趣味で通う人もいる
演技養成所というと、俳優の仕事をしている人やこれから俳優になりたい人が行くところだと思う人も多いですが、通っている人は意外と普通の会社員なども多く、本業で俳優をしていないような人でも通いやすいという点が魅力です。
縁起養成所は本業ではなく趣味で通っている人もいるので、少し演技の勉強をしてみたい、演技の世界を知りたいといったような人にも人気があります。
演技の仕事を今まで何件かこなしてきたというような人であっても、食べていけるだけの十分な収入を得られているということは少ないので、費用的なことは演技ではなく会社員の仕事でまかなっているということもあります。
演技養成所はそうした演技の世界の現状を知るにも良いので、気になったら申し込みをしてみましょう。
まず最初に体験に行けば、大体のイメージやスケジュール的なものもわかるのでおすすめです。
まずはどんな流れで学ぶか、現場の感じを把握してから申し込むようにもしましょう。
演技養成所の勉強は具体的にどうやって行うのか。
演技養成所には、主に俳優の養成所と声優の養成所、そして専門学校があります。
声優も元々俳優の仕事から分裂した、いわばアルバイト的な仕事であったことから、基本的には同じ様な訓練から始めます。
①腹式呼吸・腹式発声で響く声を作っていきます。声が聞いている人に届かなければだめなので一番最初に身につける技術です。
②良い滑舌を身につけます。いくら感情がこもっていても何を言っているかわからなければいけないので繰り返し練習します。
③標準語を直します、東京方言、いわゆる標準語を体得します。特に声優の場合重要視されます。アクセント・発音の仕方を徹底的に学びます。
④セリフ術を勉強します。一人で喋るセリフや、エチュードで相手と掛け合うことにより、役の感情を踏まえ活きたセリフを作ります。
⑤語りやナレーションの基本を学び伝わりやすい言葉の使い方を体得します。
⑥修了公演などで舞台に立って演技する経験をします。
俳優の養成所でしたら、映像演技や舞台演技、声優の養成所でしたら、マイクの使い方などに特化していきます。
演技養成所はそれぞれの目標に合わせてカリキュラムを組み、卒業時には仕事現場に行っても戦力になる人材を育んでいきます。